掛行灯(読み)カケアンドン

デジタル大辞泉 「掛行灯」の意味・読み・例文・類語

かけ‐あんどん【掛(け)行灯】

家の入り口店先、または柱・廊下などにかける行灯。かけあんどう。

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精選版 日本国語大辞典 「掛行灯」の意味・読み・例文・類語

かけ‐あんどん【掛行灯】

  1. 〘 名詞 〙 家の入口や店先などに掛けておく行灯。京都・大阪地方で主として用いられ、屋号などが書き抜いてある。かけあんど。かけあんどう。
    1. 掛行灯〈絵本御伽品鏡〉
      掛行灯〈絵本御伽品鏡〉
    2. [初出の実例]「大木戸を過れば茶屋の掛行灯(カケアンドウ)あまた見ゆる」(出典洒落本・売花新駅(1777)出立)

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世界大百科事典(旧版)内の掛行灯の言及

【行灯】より

… 行灯が大いに普及,発達したのは江戸時代である。まず在来の手さげ行灯のほかに,置行灯,掛行灯,釣行灯,辻行灯など多くの種類を生んだ。手さげ行灯は一般に小型の立方体あるいは円筒体で,手さげ装置をつけた行灯である。…

※「掛行灯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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