接触変成鉱床(読み)せっしょくへんせいこうしょう

最新 地学事典 「接触変成鉱床」の解説

せっしょくへんせいこうしょう
接触変成鉱床

(1)contact metamorphic deposit
接触変成作用によって生じた鉱床。熱変成鉱床とほぼ同義。著しい交代作用を伴う型(スカルン鉱床)と,再結晶型に区別できる。ある種のエメリー鉱床などは後者の例。

(2)contact metamorphosed deposit
既存の鉱床が接触変成作用を受けたもの。多くはその組織構造や鉱物組合せが変わり,もとの鉱床と性質の異なる鉱床になる。例えば黄鉄鉱磁硫鉄鉱磁鉄鉱に変わり,硫黄同位体比にも変化を生ずる(宮崎県槇峰鉱床の一部・岡山県柵原鉱床の一部など)。層状マンガン鉱床では,炭酸塩鉱物・水酸化鉱物などが分解・反応して珪酸塩鉱物(ばら輝石・テフロ石など)や酸化鉱物(ハウスマン鉱ヤコブス鉱など)を生じ,粗粒化したりペグマタイト質になったりする。ときにB・Fを含む鉱物なども生ずる(岩手県野田玉川鉱床・栃木県加蘇鉱床など)。
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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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