掩体(読み)えんたい

精選版 日本国語大辞典 「掩体」の意味・読み・例文・類語

えん‐たい【掩体】

〘名〙 射撃しやすくするとともに、敵弾から射手を守るための工事その他の諸設備
銃後(1913)〈桜井忠温一一訓練精緻にして勇敢なる敵兵は、かかる最後時期に至るまで掩体(エンタイ)に占拠し」

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デジタル大辞泉 「掩体」の意味・読み・例文・類語

えん‐たい【×掩体】

敵弾から味方の射手を守るための土嚢どのうなどの設備。

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世界大百科事典(旧版)内の掩体の言及

【防空】より


[消極防空]
 空からの敵の攻撃効果を局限するため行うあらゆる手段(民間防衛を含む)をいい,おもなものは次の通りである。(1)堅固化 掩体(えんたい)(航空機や指令所などを攻撃から守る施設),退避壕などにより被害を受けにくくする。(2)分散化 分散配置,位置移動などにより1度に受ける被害を限定する。…

※「掩体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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