揉み立てる(読み)モミタテル

デジタル大辞泉 「揉み立てる」の意味・読み・例文・類語

もみ‐た・てる【×揉み立てる】

[動タ下一][文]もみた・つ[タ下二]
激しくもむ。盛んにもみ合う。「御輿みこしを―・てる」
しきりにうながす。せきたてる。
掛声十四のおはまに―・てられた」〈左千夫・隣の嫁〉
激しく攻めたてる。
「寄せ手の勢ひ強く―・て―・て切り立てられ」〈浄・国性爺

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精選版 日本国語大辞典 「揉み立てる」の意味・読み・例文・類語

もみ‐た・てる【揉立】

  1. 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]もみた・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙
  2. 盛んに揉む。激しく攻める。
    1. [初出の実例]「楠木が五百余騎に揉(モミ)立てられ五条河原へ引退く」(出典太平記(14C後)一五)
    2. 「庭木を揉立(モミタ)てながら横繁吹く雨! 風!」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉秋)
  3. せきたてる。いらだてる。
    1. [初出の実例]「Momitate(モミタテ) イソグ」(出典:日葡辞書(1603‐04))
    2. 「皷ももみ立て是をはやし」(出典:舞正語磨(1658)上)

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