揚名(読み)ヨウメイ

デジタル大辞泉 「揚名」の意味・読み・例文・類語

よう‐めい〔ヤウ‐〕【揚名】

名を世間にあげること。家名を高めること。
揚名の介」に同じ。
名ばかりで実の伴わないこと。虚名

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精選版 日本国語大辞典 「揚名」の意味・読み・例文・類語

よう‐めいヤウ‥【揚名】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 名をあげること。家名を高くすること。
    1. [初出の実例]「立身之本、揚名之要、蓋如斯歟」(出典:三教指帰(797頃)上)
    2. [その他の文献]〔孝経‐開宗明義〕
  3. ようめい(揚名)の介
    1. [初出の実例]「申任陸奥掾〈故院御給、揚名〉」(出典:権記‐長保四年(1002)九月二四日)
  4. 名目だけで実のないこと。
    1. [初出の実例]「夕顔巻云。やうめいのすけなる人。清慎公記云。康保四年七月廿二日。〈略〉揚名関白早可停止之者也。〈略〉今案。揚名の二字は諸国の介に限べからず。故に揚名関白と清慎公はのたまへり。又揚名掾揚名目ともいへり。揚名は只名ばかりといふ心也」(出典:源語秘訣(1477))

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普及版 字通 「揚名」の読み・字形・画数・意味

【揚名】よう(やう)めい

名をあげる。〔孝経、開宗明義章〕身を立てを行ひ、名を後世に揚げ、以て母を顯(あら)はすは、孝のりなり。

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