揚浜式塩田(読み)あげはましきえんでん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

揚浜式塩田
あげはましきえんでん

日本古来の製塩設備。満潮面より高い海岸に塩田を設け,海水人力で汲上げて塩田面にまき,太陽熱で水分を蒸発させるというもので,生産性の低い方法であったが,日本海沿岸,関東地方など外洋に面して干満差の少い海岸地帯には入浜式塩田が成立せず,長くこの方式が行われた。能登半島では 1959年まで残存した。

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世界大百科事典内の揚浜式塩田の言及

【塩】より

…塩は食塩とも呼ばれるが,化学的には塩化ナトリウムNaClと呼ばれ,ナトリウムイオンと塩素イオンとが規則正しく配列した無色透明の正六面体の結晶で,へき開性もある。製法により結晶の外形も不定形になり,色相も種々の色を呈する。比重は2.2程度,モース硬度は2~2.5,融点は800℃付近,沸点は1440℃,飽和食塩水の氷点は-21℃である。水に対する溶解度は,温度によりほとんど変わらず,20℃で26.4%,100℃で26.9%である。…

※「揚浜式塩田」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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