携帯口糧(読み)ケイタイコウリョウ

デジタル大辞泉 「携帯口糧」の意味・読み・例文・類語

けいたい‐こうりょう〔‐コウリヤウ〕【携帯口糧】

兵士携帯に便利なように作られた食糧

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「携帯口糧」の意味・読み・例文・類語

けいたい‐こうりょう‥コウリャウ【携帯口糧】

  1. 〘 名詞 〙 旧陸軍で、兵隊前線行軍の際に各自携帯した軽量保存食
    1. [初出の実例]「息気(ゐき)を殺して此洞中に潜み、携帯行糧(ケイタイカウレウ)朝飯(あさげ)を食ひ」(出典風俗画報‐九八号(1895)坊城支隊の四軍使)

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世界大百科事典(旧版)内の携帯口糧の言及

【携帯食糧】より

…当時乾パンは兵糧パンと呼ばれ,その後諸藩もこれにならって兵糧パンをつくった。1877年の西南戦争のさい,官軍は乾パン,鰹節のほかに,予備食としてビスケットを用い,日清戦争からは肉の缶詰が加わり,携帯口糧と呼ばれるようになった。その携帯口糧から古来の干飯が除かれたのは日露戦争時のことであった。…

※「携帯口糧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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