摩十六条(読み)つくまじゆうろくじよう

日本歴史地名大系 「摩十六条」の解説

摩十六条
つくまじゆうろくじよう

古代の坂田郡条里一六条にあたる地域に所在した延暦寺(坂本日吉社)領。多良たら(天野川)が西流し琵琶湖に注いでいる。元応元年(一三一九)の「日吉社領注進記」に「筑摩十六条」とみえ、「二宮十禅師大行事三社長日御供料所」「後白川院元暦年中御寄付」とある。これより先の「経俊卿記」正嘉元年(一二五七)六月一五日条によると、日吉社領筑摩十六条について、堀川(堀河)宰相入道が山僧隆尊の狼藉について訴えており、注進記にも「堀川前宰相家知行」とあるので、領家職は堀河家に伝領されていたが、そのうちの友安名は日吉権禰宜広成の管掌下にあった(同書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

パソコンやサーバーに侵入して機密文書や顧客情報のデータを暗号化して使えない状態にし、復元と引き換えに金銭を要求するコンピューターウイルス。英語で身代金を意味する「ランサム」と「ソフトウエア」から名付...

ランサムウエアの用語解説を読む