撥乱(読み)ハツラン

デジタル大辞泉 「撥乱」の意味・読み・例文・類語

はつ‐らん【×撥乱】

《「撥」は治める意》乱れた世の中を治めること。「撥乱安民」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「撥乱」の意味・読み・例文・類語

はつ‐らん【撥乱】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「撥」は治めるの意 ) 乱れた世の中を治めること。
    1. [初出の実例]「更欲択君、歴見王宗、唯中雄略英徹、可撥乱、而無由惨謁」(出典家伝(760頃)上)
    2. [その他の文献]〔詩経序‐大雅・江漢〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「撥乱」の読み・字形・画数・意味

【撥乱】はつらん

乱を治める。〔公羊伝、哀十四年〕君子、曷爲(なんす)れぞ春秋を爲(をさ)むるや。亂世を撥(をさ)めて、(こ)れを正に反(かへ)すは、春秋よりきは(な)し。

字通「撥」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android