旧事本紀(読み)くじほんぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

旧事本紀
くじほんぎ

先代旧事本紀』が正称。『旧事紀』ともいう。神代から推古天皇までを扱った歴史書。 10巻。「序文」に聖徳太子の撰であると記されているが,平安時代前期の作。『日本書紀』『古事記』その他の古書を抜粋し,これを『日本書紀』推古天皇 28年の条にある『天皇記』『国記』『臣連伴造国造百八十部并公民等本紀』にあてようとしたものである。ただ,全体として物部氏関係の言い伝えが多いため,その一族の作に成るとされている。江戸時代までは,特に神道家の間で,『古事記』や『日本書紀』と同じように高く評価された。『国史大系』所収。

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