擦文文化で制作使用された土器。続縄文時代の終り頃,おおむね北大(ほくだい)式Ⅱ式土器の頃に,東北地方の古墳・古代の文化が北海道地域にうけいれられ,土師器(はじき)の製作技術が伝わってうまれた土器。土器の器体上半部に平行・斜行・綾杉の沈線をくみあわせた文様が施される。時期によりやや形態が異なるが,一般的に,大きく蓋受け状に外に反る口縁部からしだいに底部にむかってすぼむ甕形土器と高坏(たかつき)形土器とがともなう。擦文土器のある時期に,細い粘土紐の貼付文をもつオホーツク式土器が並行していたので,両者が融合しトビニタイ式土器群が作られた。いくつかの編年表が発表されているが,まだ確定していない。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新