擬革(読み)ギカク

化学辞典 第2版「擬革」の解説

擬革
ギカク
artificial leather

人工的につくられる天然類似品.天然革に類似しているに,人工皮革合成皮革レザーとよばれているが,はっきりした基準はない.レザーはまたは塩化ビニルを塗布したもの,合成皮革はたとえば塩化ビニルスポンジレザーにナイロン膜を塗布したもの,人工皮革はさらに天然革の組織に似せて不織布に高分子膜を塗布したものを一般にさす.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

精選版 日本国語大辞典「擬革」の解説

ぎ‐かく【擬革】

〘名〙 革に似せて作ったもの。人造皮革(じんぞうひかく)。合成皮革。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の擬革の言及

【合成皮革】より

…皮革代替品の歴史は比較的古く,第2次大戦前は織編布にニトロセルロースなどを塗布したものを擬革,またはイミテーションレザーあるいは単にレザーと呼んでいたが,のちにポリ塩化ビニル樹脂が開発され,1948年これを使用した代替品が市販された。これは塩ビレザー(またはビニルレザー)と呼ばれ,当時の物資不足もあって大量に出回り,擬革の生産はほとんど中止された。…

【レザー】より

…戦前から,皮革の代替品として織編布にニトロセルロースなどを塗布したものを,擬革,またはイミテーションレザーimitation leatherと呼び,略してレザーもしくはレザークロスと呼んでいたが,現在このような製品は市場に見当たらない。ポリ塩化ビニル樹脂塗料を塗布,またはこの樹脂膜をはり合わせた塩ビレザーまたはビニルレザーと呼ばれるものがあるが,これを単にレザーと呼ぶことは少なく,レザーといえばむしろ本来の意味の革をいうことが多い。…

※「擬革」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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