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不織布 ふしょくふ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

不織布
ふしょくふ

繊維を織ったり,編んだりしないで,適当な方法で,ウェブ状 (薄綿状) またはマット状に配列し,接着剤熱処理によって,繊維相互を接合させて,シート状にしたもの。古来フェルトに代表されるが,綿,レーヨンアセテートナイロンポリエステルなどを,用途によって,単独または混合して用いる。一般に,合成繊維と合成ラテックスを主体としたものが多い。布目がないので弾力に富み,ほつれず,皺にならず,通気性,防縮性にすぐれ,方向性もないなどの特性をもつ。衣料芯地,裏地,靴底,ろ過布,ナプキン,カーテン,ビニルレザー擬革の基布,壁材,電気や熱の絶縁材など,広く用いられる。

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デジタル大辞泉の解説

ふしょく‐ふ【不織布】

織らない布。繊維を合成樹脂その他の接着剤で接合して布状にしたもの。弾力に富み、通気性にすぐれ、洋服の芯地などに用いる。

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百科事典マイペディアの解説

不織布【ふしょくふ】

ノンウーブン・ファブリックとも。繊維を適当な方法でウェブ(薄綿)状またはマット状に配列させ,接着剤あるいは繊維自身の融着力により接合して作ったシート状のもの。使用繊維は綿,レーヨン,アセテート,ナイロン,ポリエステルなどで,目的に応じて単独または混合して用いる。
→関連項目化学繊維紙

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栄養・生化学辞典の解説

不織布

 紡績工程をせずに,繊維から直接作られる布.

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世界大百科事典 第2版の解説

ふしょくふ【不織布 non‐woven fabric】

織ったり編んだりしないでつくる,いわゆる織らない布。短い繊維を紡いで糸をつくり,これから織るか編んで布にする作業は大きな労力を要するので,それを避けて繊維から直接に布をつくる方法が次のようにくふうされた。すなわち(1)フェルトからつくる,(2)フィルムからつくる,(3)繊維を結合させてフェルト様にして不織布にする,(4)ゴムやプラスチック支持物上にフェルト様シートをつくって不織布を製造する,(5)加熱軟化させた繊維を溶着させて不織布とする,(6)繊維を適当な溶媒で結合させて不織布をつくる,などである。

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大辞林 第三版の解説

ふしょくふ【不織布】

編み・織りなどの方法によらないで、繊維のままで布状にしたもの。ほつれず弾力に富み、洋服の芯地などに用いる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

不織布
ふしょくふ
non-woven fabric

繊維を織布工程を経ることなしに、平行または不定方向に配列させ、合成樹脂接着剤で結合し、フェルト状にした被服材料。原料はアメリカでは安価なレーヨンや木綿が多く、合成繊維は少ないが、日本では芯地(しんじ)などの用途が多いので、ポリエステル、ナイロンなどの合成繊維が使われる。加工の方法には浸漬(しんせき)式と乾式とがある。浸漬式は抄紙(しょうし)式ともいい、繊維を合成樹脂接着剤の槽に通して含浸し、乾燥・熱処理したもので、紙によく似た感じとなる。乾式は、繊維を薄い綿状にしたものに合成樹脂を吹き付けて加熱乾燥したものである。1950年ごろからアメリカで急速に発展を遂げ、繊維が絡んでいるため、縦横の方向性がなく、裁ち目もほつれないので、種々の用途に向けられているが、日本では芯地を主体にしたものから、最近では工業用としても広く使われつつある。[角山幸洋]
『白樫侃他著『不織布』(1965・日刊工業新聞社)』

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