コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

支婁迦讖 しるかせん Lokakṣema

3件 の用語解説(支婁迦讖の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

支婁迦讖
しるかせん
Lokakṣema

仏典翻訳僧。中央アジアの月支国の人で,支讖ともいわれる。後漢の建和1 (147) 年洛陽に来て,40年間に『般舟三昧経』『道行般若経』『首楞厳経』『阿 閦仏国経』などを訳した。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

しるかせん【支婁迦讖 Zhī lóu jiā chèn】

中国,後漢の霊帝・献帝のころの訳経僧。生没年不詳。支は大月氏の人であることを示し,婁迦讖はサンスクリットlokarakṣaの音訳とされ,略して支讖という。安世高よりやや遅れて洛陽にいたり,初めて大乗経典を漢訳したことで知られ,小乗経典を漢訳した安世高と対比される。とくに179年(光和2)に訳出した《道行般若経》《般舟三昧経》と《首楞厳(しゆりようごん)経》は中国の知識人に強い影響を与えた。【礪波 護】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

支婁迦讖
しるかせん

生没年不詳。アフガニスタン北部よりガンダーラ方面を支配した大月氏(だいげっし)国出身の仏典翻訳者。原名はローカクシェーマLokakema。支讖と簡称する。漢の桓帝(かんてい)末に洛陽(らくよう)にきて、霊帝(れいてい)の光和・中平年間(178~189)に『道行般若経(どうぎょうはんにゃきょう)』『首楞厳経(しゅりょうごんきょう)』『般舟三昧経(はんじゅざんまいきょう)』などを漢訳した。『道行般若経』は魏晋(ぎしん)の玄談(げんだん)(哲学的問題を論じたもの)にも影響を与え、とくに重要である。また、『般舟三昧経』は阿弥陀仏(あみだぶつ)を中国に紹介した経典として有名である。安世高(あんせいこう)と並び、最古の仏典漢訳者としてたたえられる。『出三蔵記集』によれば、訳経は13部27巻に及び、すべて大乗経典である。[丘山 新]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の支婁迦讖の言及

【大無量寿経】より

…サンスクリット原典,チベット語訳,および5種の漢訳が現存する。漢訳は支婁迦讖(しるかせん)訳(漢訳),支謙訳(呉訳),康僧鎧(こうそうがい)訳(魏訳),菩提流支(ぼだいるし)訳(唐訳),法賢訳(宋訳)であるが,前3訳に関しては訳者に疑問がもたれている。一般に用いられるのは魏訳である。…

※「支婁迦讖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

支婁迦讖の関連キーワード安世高応劭牛車後漢孔融崔寔曹丕漢武建安献帝

今日のキーワード

信長協奏曲(コンツェルト)

石井あゆみによる漫画作品。戦国時代にタイムスリップした現代の高校生が病弱な織田信長の身代わりとして生きていく姿を描く。『ゲッサン』2009年第1号から連載開始。小学館ゲッサン少年サンデーコミックス既刊...

続きを読む

コトバンク for iPhone