支小支(読み)ささえこさえ

精選版 日本国語大辞典 「支小支」の意味・読み・例文・類語

ささえ‐こさえささへこさへ【支小支】

  1. 〘 名詞 〙 ( 同音類音の語を重ねて意味を強めたもの。「こさえ」は動詞「さえる(支)」の名詞形「さえ」に軽侮の意を表わす接頭語「こ」の付いたものという ) ひどいじゃまをすること。じゃまだて。中傷。ささいこさい。ささえこさい。
    1. [初出の実例]「ヤア、ささへこさへをせしなどとは、承るさへ憎きやつ」(出典:歌舞伎・暫(日本古典全書所収)(1714))

ささい‐こさいささひこさひ【支小支】

  1. 〘 名詞 〙 「ささえこさえ(支小支)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「一はな立ってささいこさい、盗賊の手引したは」(出典:浄瑠璃・祇園女御九重錦(1760)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android