支小支(読み)ささえこさえ

精選版 日本国語大辞典 「支小支」の意味・読み・例文・類語

ささえ‐こさえささへこさへ【支小支】

  1. 〘 名詞 〙 ( 同音類音の語を重ねて意味を強めたもの。「こさえ」は動詞「さえる(支)」の名詞形「さえ」に軽侮の意を表わす接頭語「こ」の付いたものという ) ひどいじゃまをすること。じゃまだて。中傷。ささいこさい。ささえこさい。
    1. [初出の実例]「ヤア、ささへこさへをせしなどとは、承るさへ憎きやつ」(出典:歌舞伎・暫(日本古典全書所収)(1714))

ささい‐こさいささひこさひ【支小支】

  1. 〘 名詞 〙 「ささえこさえ(支小支)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「一はな立ってささいこさい、盗賊の手引したは」(出典:浄瑠璃・祇園女御九重錦(1760)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む