軽侮(読み)ケイブ

デジタル大辞泉 「軽侮」の意味・読み・例文・類語

けい‐ぶ【軽侮】

[名](スル)軽んじあなどること。人を見下してばかにすること。「軽侮の念」
「必ず相敵して互に―せざるを得ずと雖ども」〈福沢文明論之概略
[類語]おとしめる嘲る見下す見くびる侮る見下げる卑しめる蔑む嘗める辱める虚仮こけにする馬鹿にする泥を塗る愚弄翻弄嘲弄軽蔑自嘲侮蔑侮辱陵辱蔑視

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「軽侮」の意味・読み・例文・類語

けい‐ぶ【軽侮】

  1. 〘 名詞 〙 相手をかるく見てあなどること。軽蔑(けいべつ)。侮蔑。
    1. [初出の実例]「諸国兵備充実致し、洋夷之軽侮を絶候と之趣、達叡聞候処」(出典:徳川禁令考‐前集・第二・巻一四・元治元年(1864)二月二〇日)
    2. 「一種の軽侮(ケイブ)を以て黙って聞いてゐた葉子は」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉後)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐徐防伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「軽侮」の読み・字形・画数・意味

【軽侮】けいぶ

軽蔑。

字通「軽」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android