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支配状 しはいじょう

世界大百科事典 第2版の解説

しはいじょう【支配状】

古代・中世,荘園領主等の支出配分状。この場合の支配は配分することであり,下行帳ともいう。荘園等から年貢地子を収取した領主の側において,それらの年貢等を家内経済流通機構にあわせて配分するにあたり,その経理状況を明示した文書。現地から年貢等が到来した段階で,領家内において,たとえば納所公文といわれるような出納の実務にあたる者が作成した。その記載事項は,到来額から,本家にたいする所役がある場合はその分を送進し,運送についての経費を除いたあと,あらためて現地の収納斗から領家の計量斗にはかりなおし(斗出),それを各用途別に分配した額を書きあげている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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