放射束(読み)ホウシャソク(英語表記)radiant flux

デジタル大辞泉 「放射束」の意味・読み・例文・類語

ほうしゃ‐そく〔ハウシヤ‐〕【放射束】

単位面積単位時間内に通過する放射エネルギーを測った量。単位はワット。観測者の目に感ずる可視光線の量を測る光束(単位はルーメン)とは異なり、電磁波のエネルギー全体を対象とする。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「放射束」の意味・わかりやすい解説

放射束
ほうしゃそく
radiant flux

電磁放射の強さを表わす量で,ある面を単位時間に通過する放射エネルギーのこと。その単位はワットである。光の明るさを表わす光束視覚による感覚量であって物理的に測定不可能であるから,これに対応する測定可能な物理量である放射束から標準比視感度を用いて算出される。

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世界大百科事典(旧版)内の放射束の言及

【ワット】より

…仕事率(工率),電力あるいは放射束の単位で,記号はW。1W=1J/sである。…

※「放射束」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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