放射補正量(読み)ほうしゃほせいりょう(その他表記)bolometric correction

改訂新版 世界大百科事典 「放射補正量」の意味・わかりやすい解説

放射補正量 (ほうしゃほせいりょう)
bolometric correction

星の明るさの放射等級と絶対実視等級の差。実視等級は目の感度に近い色分布なので,エネルギー分布がそれに近い星では補正が少ない。高温または低温の星では,目の感度分布からずれた波長放射が多いので,放射等級が明るくなり,負の補正を必要とする。つまりスペクトル型光度関数,別のことばでは有効温度表面重力関数である。太陽の値は-0.08等。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 近藤

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む