教倫堂跡(読み)こうりんどうあと

日本歴史地名大系 「教倫堂跡」の解説

教倫堂跡
こうりんどうあと

神戸城二ノ丸門前にあった藩校。本多忠統時代は三教さんきよう堂といい、忠統の書になる額「三教堂」が神戸小学校に残っている。当時は荻生徂徠古文辞学主流であったが、寛政異学の禁の影響を受け、文化九年(一八一二)藩主忠升の時朱子学に転向して、従来の学校を拡張するとともに名を教倫堂と改めた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android