コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

古文辞学 コブンジガク

2件 の用語解説(古文辞学の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

こぶんじ‐がく【古文辞学】

荻生徂徠(おぎゅうそらい)の唱えた儒学。中国、の儒学や伊藤仁斎古義学派に反対し、後世の注に頼らず、古語の意義を帰納的に研究して、直接に先秦古典の本旨を知るべきだとした。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

こぶんじがく【古文辞学】

荻生徂徠おぎゆうそらいが唱えた儒学。宋学を否定し伊藤仁斎の古義学や明の古文辞派の影響を受けつつそれを批判し、中国古代の言語(古文辞)と制度文物の研究によって六経に記載された先王の道を知ろうとするもの。その思想と方法論は本居宣長などの国学に影響を与えた。徂徠学。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の古文辞学の言及

【儒教】より

…徂徠においては儒教は政治思想として再確認され,仁斎のように孔子を尊崇するのではなく,礼楽制度をつくった尭舜らの先王こそ聖人として崇拝されるべき人とされ,この先王たちの言行を記した古典を正確に理解することが儒教研究の課題とされた。徂徠は時代によってことばは変化するという前提に立って,古典を古典として当時のことばの意味を通じて理解する必要を説き,〈古文辞学〉を提唱した。彼が先王信仰を説いたのは,個人的教化の積み重ねでは社会の改革は不可能であるとの考えに立って,先王のつくった礼楽制度の下に知らず知らずのうちに人を〈化〉することの必要を感じていたからである。…

【徂徠学】より

…徂徠はそれをみずから実践し,門人にも奨励した。この面に即して,徂徠学を別に古文辞学と称し,徂徠の門流を中国と同様に古文辞派と称する。中国の古文辞派と異なって,徂徠の場合には擬古主義の詩文の制作はあくまでも手段であり,目的は,四書五経を正しく読解して,朱子学に代わって真の聖人の教えを明らかにすることにある。…

※「古文辞学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

古文辞学の関連キーワード荻生鳳鳴古学物徂徠慧岩荻生維則荻生金谷荻生玄甫物茂卿

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone