散弾銃射撃競技(読み)さんだんじゅうしゃげききょうぎ(その他表記)shotgun shooting

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「散弾銃射撃競技」の意味・わかりやすい解説

散弾銃射撃競技
さんだんじゅうしゃげききょうぎ
shotgun shooting

散弾銃を使って,動く標的を撃つ射撃競技総称。 1750年頃にイギリスで始まり,射撃が禁じられた野鳥や小動物に代えて,飼育したハトなどの鳥を罠のような箱 (トラップ) から飛び立たせ,これを撃った (→生鳩射撃競技 ) 。 1880年代には生きた鳥の代わりに,石灰ピッチを混ぜて焼き固めた標的 (クレーピジョン) と,これを空中に飛ばす機械が考案され,スポーツ競技として発展し,現在にいたった。このためトラップ射撃クレー射撃とも呼ばれる。今日では競技名としては「クレー射撃」の名称が用いられ,散弾銃射撃のなかで主要競技となっている。 (→クレー射撃競技 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android