数差し(読み)かずさし

精選版 日本国語大辞典 「数差し」の意味・読み・例文・類語

かず‐さし【数差・籌刺・員刺】

  1. 〘 名詞 〙 賭射競馬、相撲、歌合小弓、闘鶏、菖蒲根合などの勝負を行なう時に、勝った度数を数えるために勝つごとに串や枝などを数立てにさし入れること。また、その用具。また、その係の者。多く童がこれに当たる。かずとり。
    1. [初出の実例]「左は歌よみかずさしの童れいの赤色に薄蘇芳綾の表(うへ)の袴」(出典:延喜十三年亭子院歌合(913))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android