数差し(読み)かずさし

精選版 日本国語大辞典 「数差し」の意味・読み・例文・類語

かず‐さし【数差・籌刺・員刺】

  1. 〘 名詞 〙 賭射競馬、相撲、歌合小弓、闘鶏、菖蒲根合などの勝負を行なう時に、勝った度数を数えるために勝つごとに串や枝などを数立てにさし入れること。また、その用具。また、その係の者。多く童がこれに当たる。かずとり。
    1. [初出の実例]「左は歌よみかずさしの童れいの赤色に薄蘇芳綾の表(うへ)の袴」(出典:延喜十三年亭子院歌合(913))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android