数罪倶発(読み)すうざいぐはつ

精選版 日本国語大辞典 「数罪倶発」の意味・読み・例文・類語

すうざい‐ぐはつ【数罪倶発】

〘名〙 旧刑法概念で、現行刑法の併合罪にあたるもの。すざいぐはつ。
江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉七「勾引(かどわかし)万引、騙り、強請(ゆすり)などの数罪倶発(スウザイグハツ)して打ち首の刑に処せられた」

すざい‐ぐはつ【数罪倶発】

〘名〙 =すうざいぐはつ(数罪倶発)〔仏和法律字彙(1886)〕
魔風恋風(1903)〈小杉天外〉後「僕だって幾度破ったか知れない〈略〉それこそ数罪倶発(スザイグハツ)だ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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