文は人なり(読み)ブンハヒトナリ

デジタル大辞泉 「文は人なり」の意味・読み・例文・類語

ぶんひとなり

文章を見れば書き手の人となりがわかる。
[補説]フランスの博物学者ビュフォン言葉から。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「文は人なり」の解説

文は人なり

文章にはその書き手の人柄が表れる。文章を見れば、書き手の人となりがわかる。

[使用例] ある人が氏の探偵小説「銀三十枚」に感心してかかる優れた作品を生むのは氏の人格のしからしめるところであろうと言ったのは私も大いに賛成である。全く「文は人なり」という言葉は氏に対して最もふさわしいものである[小酒井不木*国枝史郎氏の人物と作品|1930]

[解説] 一八世紀フランスの博物学者ビュフォンが、アカデミーフランセーズへ入会する際の演説文体について」の中で述べたことばが有名になったもの。ビュフォンは、古代ギリシアの修辞学者、歴史家のディオニュシオス・ハリカルナッセウスのことばを引用したとされます。

〔フランス〕Le style est l'homme lui-même.

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