文芸報(読み)ぶんげいほう(英語表記)Wén yì bào

改訂新版 世界大百科事典 「文芸報」の意味・わかりやすい解説

文芸報 (ぶんげいほう)
Wén yì bào

現代中国の文学芸術理論に関する指導性をもった雑誌。具体的な作品発表の場である《人民文学》に対応する。1949年5月から創刊準備号を13号まで出し,同年9月にB4判の月刊誌として創刊。57年4月から同年末まではタブロイド判週刊誌翌年から半月刊,61年より再び月刊となり,〈文革〉開始後66年5月に342号で停刊。この雑誌によった丁玲馮雪峰らは,57年の反右派闘争の中で激しく批判された。78年7月に復刊した。現在は〈文芸報編輯委員会〉名で作家出版社から月刊で発行されている。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「文芸報」の意味・わかりやすい解説

文芸報
ぶんげいほう
Wen-yi-bao

中国,文芸理論の雑誌。 1949年9月創刊。初め丁玲らが編集し,半月刊で出発。 52年から馮雪峰 (ふうせっぽう) に代ったが,54年編集方針が批判されて退き,のち一時停刊,57年張光年が編集長となり,さらに中国作家協会の責任において,文学,芸術の評論を主とし,中国文芸理論の指導雑誌として再出発。 61年からは月刊となり,文化大革命のうちにあって 66年6月号を最後に休刊したが,78年1月復刊。

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