20世紀日本人名事典 「斎藤豊作」の解説
斎藤 豊作
サイトウ トヨサク
明治〜昭和期の洋画家
- 生年
- 明治13(1880)年6月22日
- 没年
- 昭和26(1951)年10月7日
- 出生地
- 埼玉県越谷市
- 学歴〔年〕
- 東京美術学校選科〔明治38年〕
- 経歴
- 明治39年フランスに留学、パリのアカデミー・グラン・ショミエールでラファエル・コランについて学んだ。やがでルノアールの印象派に傾倒、さらにマルタン、シャバァンヌらに接し、マルタンやローラン、シダネルらの点描表現の作風に強い共感を覚える。大正元年帰国、第6回文展に「秋の色」を出品、2年第7回展の「夕映の流」で褒状を受賞。3年二科会創立に参加、1、2、6回展に出品した。同年フランスの女流画家カミュー・サランソンと結婚、8年渡仏、サルト県のベネベルの王城に住んだ。制作は続けたが、日本画壇との交渉は断った。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報