ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サルト県」の意味・わかりやすい解説 サルト〔県〕サルトSarthe フランス北西部,ペイドラロアール地域 (レジオン) の県。パリ盆地の南西縁に位置する。県都ルマン。ロアール川の支流サルト川が北から南西に弧を描いて流れる。北部はノルマンディー地方とメーヌ地方との境をなす高地 (標高 340m) で美しいペルセーニュの森におおわれ,北東部はペルシュ丘陵地,西部にはアルモリカン山地に続く丘陵地がある。土壌はやせているがよく耕されており,穀類やりんご酒用のリンゴが栽培され,ウシ,ニワトリなども飼育される。工業はルマンに集中し,農業用機械やトラックが製造されるほか,電機,化学,織物,食品の工業などが立地する。面積 6206km2。人口 51万 3654 (1990) 。 サルト〔県〕サルトSalto ウルグアイ北西部の県。県都サルト。西はウルグアイ川をへだててアルゼンチンと相対する。東に向ってわずかに標高を高めながらゆるやかに起伏する低い丘陵地帯から成る。岩がちの土地は牧場の適地で,ウシ,ヒツジの飼育が盛ん。オレンジその他の柑橘類の栽培も重要で,県都の周辺には果樹園が広がり,ブドウの産地としても知られる。その他,穀物,ヒマワリ,アマ,飼料作物,トマト,イチゴなどが栽培される。ウルグアイ川に沿って幹線道路,鉄道が通るほか,同川沿岸の県都と内陸のタクアレンボを結ぶ道路が県中央部を横切る。面積1万 4163km2。人口 10万 8487 (1985) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by