料峭(読み)リョウショウ

デジタル大辞泉 「料峭」の意味・読み・例文・類語

りょう‐しょう〔レウセウ〕【料×峭】

[ト・タル][文][形動タリ]春風が肌にうすら寒く感じられるさま。「料峭たる春風」「料峭の候」 春》

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精選版 日本国語大辞典 「料峭」の意味・読み・例文・類語

りょう‐しょうレウセウ【料峭】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 ( 「料」はなでる、「峭」はきびしい、の意 ) 春風が皮膚に寒く感じられるさま。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「料峭余寒野水隈。庭前梅蘤未全開」(出典:不二遺稿(1424頃)中・偶作)
    2. [その他の文献]〔蘇軾‐送范徳孺詩〕

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普及版 字通 「料峭」の読み・字形・画数・意味

【料峭】りようしよう(れうせう)

肌寒い。春風。唐・陸亀京口〕詩 東風料峭として、客し 夕陽、天際にらかなり

字通「料」の項目を見る

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