斜掛(読み)ハスカケ

デジタル大辞泉 「斜掛」の意味・読み・例文・類語

はす‐かけ【斜掛(け)】

《「はすがけ」とも》ななめ。はす。
「―に、長い一筋の町を照らす太陽を眺めた時」〈漱石坑夫
[類語]斜めはす斜交はすか筋交すじか筋違いなぞえ袈裟けさ懸けしゃ斜面筋向かい

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精選版 日本国語大辞典 「斜掛」の意味・読み・例文・類語

はすっ‐かけ【斜掛】

  1. 〘 名詞 〙 「はすかけ(斜掛)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「自転車へ乗って〈略〉遂ひに斜形(ハスッカケ)瀬戸物屋へ飛び込んで」(出典:落語・無学者(1898)〈三代目春風亭小柳枝〉)

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