袈裟懸(読み)ケサガケ

デジタル大辞泉 「袈裟懸」の意味・読み・例文・類語

けさ‐がけ【××裟懸(け)】

袈裟をかけること。転じて、衣類などを一方の肩から他方の脇の下へ斜めにかけること。
刀で、相手を肩から斜めに切りおろすこと。袈裟切り
[類語](1斜めはす斜交はすか斜掛はすか筋交すじか筋違いなぞえしゃ斜面筋向かい/(2切る切り付ける切り捨てる切りまくる切り倒す叩き切るぶった切るなで切り試し切り一刀両断

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「袈裟懸」の意味・読み・例文・類語

けさ‐がけ【袈裟懸】

〘名〙
① 袈裟をかけること。またそのさま。転じて、衣類などを一方の肩から斜めに他方の腋(わき)の下にかけてつけること。
咄本・昨日は今日の物語(1614‐24頃)上「これは愚僧十六・袈裟(ケサ)がけの年まうけた子にて候」
② 刀などで人を切るのに、一方の肩から他方の腋の下にかけて切り下げること。袈裟切(けさぎり)
太平記(14C後)一〇「胸板を袈裟懸(ケサかケ)に切て落されける程に」

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