断面縮み(読み)だんめんちぢみ(その他表記)contraction of area

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「断面縮み」の意味・わかりやすい解説

断面縮み
だんめんちぢみ
contraction of area

絞り reduction of areaともいう。引張り試験において,試験片の原断面積を A0 ,破断部の最小断面積を A とするとき をいう。伸びは,A0一定でも試験片長によって異なり,また,くびれの生じる位置にも影響を受けるため,この値は材料展性延性を表わす尺度としては,伸び率よりも合理的といえる。高い値を示す材料は延性材料,低いものは脆性材料となる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android