斯須(読み)ししゅ

精選版 日本国語大辞典 「斯須」の意味・読み・例文・類語

し‐しゅ【斯須】

  1. 〘 名詞 〙 しばらくの間。暫時須臾(しゅゆ)
    1. [初出の実例]「斯須得接佳遊境、微志所詠吟」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)五・初冬書懐〈藤原明衡〉)
    2. [その他の文献]〔礼記‐祭義〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「斯須」の読み・字形・画数・意味

【斯須】ししゆ

しばらく。〔礼記、祭義〕禮樂は斯須も身を去るべからず。樂を致して以て心を治むるときは則ち易直(いちょく)、子諒(慈良)の心、油然として生ず。易直、子諒の心生ずれば、則ち樂しむ。

字通「斯」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android