斯須(読み)ししゅ

精選版 日本国語大辞典 「斯須」の意味・読み・例文・類語

し‐しゅ【斯須】

  1. 〘 名詞 〙 しばらくの間。暫時須臾(しゅゆ)
    1. [初出の実例]「斯須得接佳遊境、微志所詠吟」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)五・初冬書懐〈藤原明衡〉)
    2. [その他の文献]〔礼記‐祭義〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「斯須」の読み・字形・画数・意味

【斯須】ししゆ

しばらく。〔礼記、祭義〕禮樂は斯須も身を去るべからず。樂を致して以て心を治むるときは則ち易直(いちょく)、子諒(慈良)の心、油然として生ず。易直、子諒の心生ずれば、則ち樂しむ。

字通「斯」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android