新しい酒は新しい皮袋に盛れ(読み)あたらしいさけはあたらしいかわぶくろにもれ

故事成語を知る辞典 の解説

新しい酒は新しい皮袋に盛れ

新しい考えを表現したり、新しいものを生かしたりするためには、それに応じた新たな形式や環境が必要であることのたとえ。

[使用例] 新文体を説き新しい酒を盛るべき新しい革袋を要する声、真実に触れよと叫ぶ声などが、どのように旧体の作家を刺し戟げきしたことであろう[徳田秋声*明治小説文章変遷史|1914]

[由来] 「新約聖書―マタイ伝・九」の一節から。文語訳では「新しき葡ぶ萄どう酒しゅをふるき革かわ囊ぶくろに入るることは為せじ(新しい葡萄酒を古い皮袋に入れることはしない)」とあります。続く部分の口語訳は、「もしそうしたら、袋が張り裂けて、酒が流れ出てしまうだけでなく、袋もだめになるだろう。新しい葡萄酒は新しい革袋に入れてこそ、両方が無事に保たれるのだ」。本来は、新しい酒はキリストの教えを、新しい革袋は洗礼により一新された心を表しています。

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ことわざを知る辞典 の解説

新しい酒は新しい皮袋に盛れ

新しい考えを表現したり、新しいものを生かすためには、それに応じた新たな形式や場が必要であるというたとえ。

[解説] 「新約聖書―マタイ伝・九」に由来することば。聖書の文脈では、新しい酒はキリストの教えを表し、新しい革袋は洗礼により一新された心を表すとされますが、今日ではキリスト教とかかわりのないものにも広く使われています。

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