新ヒューマニズム(読み)しんヒューマニズム(その他表記)new humanism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「新ヒューマニズム」の意味・わかりやすい解説

新ヒューマニズム
しんヒューマニズム
new humanism

20世紀初頭のアメリカにおける批評運動。その萌芽バビットの『文学とアメリカの大学』 (1908) にみられ,彼のほか P.L.モアを指導者とする。理論的根拠を主として 19世紀のイギリス詩人 M.アーノルドに求め,現代のデカダンスに対する防壁を人間の普遍的伝統と古典における倫理性に求め,自然主義やルソー流のロマン主義を批判した。 1920年代にはノーマン・フォースターらも加わって活発な動きをみせたが,30年代には大不況襲来とともに説得力を失い,『ヒューマニズムとアメリカ』 Humanism and America (30,フォースター編) を最後に,急速に衰退した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む