新ヒューマニズム(読み)しんヒューマニズム(英語表記)new humanism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

新ヒューマニズム
しんヒューマニズム
new humanism

20世紀初頭のアメリカにおける批評運動。その萌芽はバビットの『文学とアメリカの大学』 (1908) にみられ,彼のほか P.L.モアを指導者とする。理論的根拠を主として 19世紀のイギリス詩人 M.アーノルドに求め,現代のデカダンスに対する防壁を人間の普遍的伝統と古典における倫理性に求め,自然主義やルソー流のロマン主義を批判した。 1920年代にはノーマン・フォースターらも加わって活発な動きをみせたが,30年代には大不況の襲来とともに説得力を失い,『ヒューマニズムとアメリカ』 Humanism and America (30,フォースター編) を最後に,急速に衰退した。

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