デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「新井精斎」の解説 新井精斎 あらい-せいさい 1773-1841 江戸時代後期の医師。安永2年生まれ。江戸で幕臣遠山景晋(かげみち)につかえる。景晋にしたがって諸国を遊歴,「東海参譚(とうかいさんたん)」などの紀行文をあらわす。文化12年佐渡にわたり,医を業とする新井家をついだ。天保(てんぽう)12年2月19日死去。69歳。上野(こうずけ)(群馬県)出身。本姓は志鎌。名は元稹。字(あざな)は叔泰。通称は万輔。別号に嶺松軒東寗,鞭羊居愚僊。著作はほかに「有明日記」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例