新別名村(読み)しんべつみようむら

日本歴史地名大系 「新別名村」の解説

新別名村
しんべつみようむら

[現在地名]油谷町大字新別名

油谷湾に流入する掛淵かけぶち川の南側に位置し、村域の北を赤間関あかまがせき街道(北浦道筋)が通る。西南河原かわら村、東を久富ひさとみ村に挟まれた小村で、北は掛淵川を挟んで蔵小田くらおだ村。先大津宰判に所属する。

天正一六年(一五八八)閏五月六日付毛利輝元書状(「閥閲録」所収三吉与一右衛門家文書)によれば、蔵小田・河原とともに「同郡(大津)新別名之畑七石参斗余足豊田肥前守先給」の地が山田中務丞に与えられている。

慶長一五年(一六一〇)検地帳では総石高四〇七石、うち田方三六町余で三六〇石、畠方六町余で二七石余、百姓屋敷三〇、小物成一石余とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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