新柴村(読み)あらしばむら

日本歴史地名大系 「新柴村」の解説

新柴村
あらしばむら

[現在地名]小山町新柴

箱根はこね外輪山金時きんとき(猪鼻山)の麓、鮎沢あゆざわ川の右岸に集落があり、元禄一六年(一七〇三)の大地震以前には、鮎沢川左岸にも寺堂や集落があった。山麓の平坦地に堀之内ほりのうち地名が残り、中世の居館跡といわれている。寛永一〇年(一六三三)相模小田原藩領となり、天和三年(一六八三)旗本稲葉領となる。宝永四年(一七〇七)の富士山噴火での砂降りは二尺四寸(「亥積砂寸尺覚」室伏家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android