新槙原遺跡(読み)しんまきばらいせき

日本歴史地名大系 「新槙原遺跡」の解説

新槙原遺跡
しんまきばらいせき

[現在地名]匹見町道川 地蔵前大カン下

匹見川と赤谷あかだに川の合流地点の狭隘な河岸段丘上に位置し、標高は約四七四メートル。旧石器時代から縄文時代前期までの遺物包含層火山灰の産状の関係が県下で明確に把握された初例として貴重であり、県指定史跡。昭和六〇年(一九八五)に一六平方メートルの発掘調査が実施された。第一層は水田耕作土、第二層は暗赤褐色土、第三層は黒褐色ないし黒色土で、いずれの層からも土器・石器遺物が多数出土する。第二層・三層出土遺物は縄文前期(轟B式・月崎下層I式・羽島下層I式・彦崎ZI式系統)の特徴をもつ。第四層は黄褐色土で、無遺物層。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む