新歳(読み)シンサイ

デジタル大辞泉 「新歳」の意味・読み・例文・類語

しん‐さい【新歳】

新しい年。新年
夏安居げあんごの終わった翌日。陰暦7月16日。

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精選版 日本国語大辞典 「新歳」の意味・読み・例文・類語

しん‐さい【新歳】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 新しい年。新年。
    1. [初出の実例]「故人尋寺去、新歳突門来」(出典菅家後集(903頃)歳日感懐)
    2. [その他の文献]〔晉書‐曹攄伝〕
  3. 仏語。夏安居(げあんご)の終わった翌日、すなわち七月一六日。この日に比丘の新年が始まる。
    1. [初出の実例]「七月十六日を新歳とするぞ」(出典:史記抄(1477)八)
    2. [その他の文献]〔釈氏要覧‐下〕

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普及版 字通 「新歳」の読み・字形・画数・意味

【新歳】しんさい

新年。〔晋書良吏、曹伝〕獄に死囚り。夕、(ちよ)、獄を行(めぐ)り、之れを愍(あは)れみて曰く、等不幸にして此の非を致す。如何(いかん)、新は人の重しとする、豈に暫(しばら)く家を見るを欲せざらんやと。~、悉(ことごと)く獄を開き之れを出だす。至日、相ひゐてれり。

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