新渡町
しんわたりまち
現在の川尻新川町の旧雄物川沿いは毘沙門町後と称され、新渡町はそれに含まれた。寺内村古四王神社の三月祭の三月一五日に拝殿で獅子頭幕開があり、郷中に獅子頭を回し、川尻村でも興行した。「秋田風土記」に
<資料は省略されています>
とあり、新渡町が番所・出入調役所・渡守からなることを示す。寛保二年(一七四二)の御城下絵図には西から東へ入役所・御番所に続き守屋敷(渡し守屋敷)がある。家数一三軒とみえる。渡しは紫波の渡という。津村淙庵の「雪のふる道」寛政元年(一七八九)二月一日に、
<資料は省略されています>
とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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