御城下絵図(読み)ごじようかえず

日本歴史地名大系 「御城下絵図」の解説

御城下絵図(城下絵図)
ごじようかえず

全五葉(彩色)

成立 安政六年

原本 鳥取県立図書館

解説 安政五年に成立した鳥取市街実測地図原図として、同じく一間を曲尺一分に縮小して大二枚・小二枚に分製し、併せて市街全図を二間を一分に縮小してまとめたもの。道塗は赭色、町は淡黄色など六色に彩色され、藩士姓名および実測間数を記すことは原図と同じである。ただし御城下全図のみ間数を省略している。五葉の内容は(一)御城下全図(二五二×三一六センチ)(二)御城下古海茶屋・同郭台・今町出口迄絵図(一四八×三一六センチ)(三)御城下吉方・立川・稲吉・卯垣絵図(二〇五×一六一センチ)(四)御城下東自御宮谷西至行徳南自吉方北至御堀端絵図(三四五×二五一センチ)(五)御城下東自山屋敷西至田島南自品治北至丸山絵図(二四〇×三五〇センチ)

複製鳥取藩史別冊(御城下全図のみ)


御城下絵図(城下絵図)
ごじようかえず

三九×五四センチ

成立 文政四年頃

写図 鶴岡市郷土資料館

解説 記載様式は明和七年の羽州庄内鶴岡城下絵図に倣うが、屋敷割家中だけでしかも名字だけと簡略。昭和初年写。

複製 昭和四年刊、嘉永六年御家中石高調を添付


御城下絵図
ごじようかえず

成立 弘化四年写 県立秋田図書館蔵

解説 楢山古川新町に元禄四年移建の長泉寺みえ寺町に明和四年城中別郭移建の一乗院が記されているので、元禄四年から明和四年までの間、推定享保期の絵図を弘化四年に筆写したとする説は信憑性が高い。


御城下絵図
ごじようかえず

成立 宝暦九年 秋田県庁蔵

解説 巡見使安西彦五郎・建部荒次郎来秋に備え作製された。鹿島出版会「日本古地図」東日本編に収録


御城下絵図
ごじようかえず

成立 推定寛政年間 秋田県庁蔵

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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