新甫(読み)シンポ

デジタル大辞泉 「新甫」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぽ【新×甫】

商品取引所で、月が替わって発会の日に新たに始まる限月。また、その相場

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「新甫」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぽ【新甫】

  1. 〘 名詞 〙 商品取引または株式の定期取引市場で、毎月最初の立会日に新しく生まれた先物(さきもの)のこと。現在の株式市場では存在しないが、「二月新甫」などの語として残っている。
    1. [初出の実例]「新甫三月期は六円八十銭位の内気配なりしが」(出典:東京日日新聞‐明治二六年(1893)一月五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の新甫の言及

【取引所】より

…反対は〈緩む〉。 新甫(しんぽ)商品市場の用語で,月替りの発会の日に始まる限月(げんげつ)(先物取引の受渡し期限の月),またはその相場のことをいう。株式市場で使われるのは〈2日新甫は荒れる〉というジンクスである。…

※「新甫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android