新甫(読み)しんぽ

精選版 日本国語大辞典 「新甫」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぽ【新甫】

〘名〙 商品取引または株式の定期取引市場で、毎月最初の立会日に新しく生まれた先物(さきもの)のこと。現在の株式市場では存在しないが、「二月新甫」などの語として残っている。
東京日日新聞‐明治二六年(1893)一月五日「新甫三月期は六円八十銭位の内気配なりしが」

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デジタル大辞泉 「新甫」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぽ【新×甫】

商品取引所で、月が替わって発会の日に新たに始まる限月。また、その相場

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世界大百科事典(旧版)内の新甫の言及

【取引所】より

…反対は〈緩む〉。 新甫(しんぽ)商品市場の用語で,月替りの発会の日に始まる限月(げんげつ)(先物取引の受渡し期限の月),またはその相場のことをいう。株式市場で使われるのは〈2日新甫は荒れる〉というジンクスである。…

※「新甫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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