ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「新百物語」の意味・わかりやすい解説 新百物語しんひゃくものがたりLes Cent Nouvelles nouvelles フランスの小ばなし集。 1461年頃ブルゴーニュ公フィリップの依頼で,その取巻きによって書かれたとされる。作者には A.ラ・サールや公の寵臣フィリップ・ポーらの名があげられているが,いずれも確証はない。ボッカチオの『デカメロン』にならい,一堂に会した貴族が交代で多少卑猥な滑稽物語を話すという形式をもち,正確な観察,描写と誇張が共存していることが特徴の一つ。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by