新社会資本(読み)しんしゃかいしほん(その他表記)new social infla/structur

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「新社会資本」の意味・わかりやすい解説

新社会資本
しんしゃかいしほん
new social infla/structur

従来社会資本が道路,橋などの公共事業が中心だったのに対し,アメリカの「情報ハイウェー」構想などにならって将来の日本経済の基本構造を形成するマルチメディア情報網整備,コンピュータ技術開発などを柱とした社会資本をさす。 1993年政府が決めた新総合経済対策では,教育・研究,福祉医療などが新社会資本の対象として1兆 1500億円規模の予算が盛込まれた。政府は「社会資本整備の新たな展開」と呼んでいるが,従来の公共事業のばらまき的支出に対する反省も込められている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android