新米粉(読み)しんこめこ

知恵蔵 「新米粉」の解説

新米粉

従来米粉(うるち米を挽いた上新粉、もち米を挽いた白玉粉など)は、主に煎餅和菓子材料だったが、近年小麦粉代用としての幅広い使い方が模索されている。国や自治体も米の消費拡大につなげるべく、また小麦アレルギー対策としても奨励給食パンへの導入が北海道や新潟県などで実施されている。小麦粉のようにきめ細かく製粉した米粉も開発され、パティシエやパン職人が使い始めている。小麦粉に比べて割高だが、もっちりした食感が楽しめる。

(中島富美子 フード・ジャーナリスト / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android