新蔵(読み)しんぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「新蔵」の解説

新蔵 しんぞう

1759-1810 江戸時代中期-後期の漂流民。
宝暦9年生まれ。伊勢(いせ)(三重県)の神昌丸乗組員。天明2年船頭の大黒屋光太夫らと遠州灘で遭難し,アリューシャン列島のアムチトカ島に漂着カムチャツカをへてイルクーツクにおくられる。寛政3年日本語学校の教師となり,ロシア人を妻とした。文化7年同地で死去。52歳。ロシア名はニコライ=ペトロビッチ=コロツイギン。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android