新鉢(読み)アラバチ

デジタル大辞泉 「新鉢」の意味・読み・例文・類語

あら‐ばち【新鉢】

《「鉢」は、すり鉢のこと》処女。また、処女の陰部
嫁入りの時に着たる衣裳を取り出して…、もとの―の姿あり」〈咄・きのふはけふ・下〉

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精選版 日本国語大辞典 「新鉢」の意味・読み・例文・類語

あら‐ばち【新鉢】

  1. 〘 名詞 〙 ( 未使用の鉢の意から )
  2. 処女の性器。あなばち。
    1. [初出の実例]「当だいあらばちなる御かたはためしすくなし」(出典:茶屋諸分調方記(1693)第四)
  3. 未婚の女性。処女。
    1. [初出の実例]「いにしへ、嫁入の時に着たる衣裳を取出して着るままに〈略〉男つくづくと見て、もとのあらばちの姿有」(出典:咄本・八行整版本昨日は今日の物語(1614‐34頃))
  4. 処女と交わること。にいまくら。

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