方分く(読み)カタワク

デジタル大辞泉 「方分く」の意味・読み・例文・類語

かた‐わ・く【方分く】

[動カ四]
歌合わせ・くらべ馬などで、人数左右に分ける。双方に分ける。
上達部御子達、―・きて競べ給ふ」〈宇津保・祭の使〉
別々にする。異にする。
「かく御心少しづつは―・かせ給へれど、上も宮も劣らず」〈栄花・殿上の花見
[動カ下二]1に同じ。
「梅と桜の造り枝百人づつ―・けてふりかたげ」〈浄・国性爺

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android